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※本記事は、2024年9月時点での情報をご紹介しています。

X(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)といえば、企業や著名人などのX(Twitter)アカウントに付いているイメージが強かったのではないでしょうか。

それもそのはず、従来はX(Twitter)が一定の要件に基づいて、著名で信頼できるアカウントにその証明として青いチェックマークを付けていたのです。

しかし、2023年4月にこのチェックマークの意味が大きく変わりました。

本記事では、そんなX(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)の新たな意味や申請方法、注意点などを徹底解説しますので、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。

 

 

 

X Twitter 最新情報 変更点 ガイド 資料

X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)とは

X(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)の現在の意味付けは以下の2点と発表されています。

 

・対象のアカウントが、Xプレミアムのアクティブなサブスクリプションを保有しており、所定の資格基準を満たしていること

過去の認証の条件(著名で信頼に値するアクティブなアカウントであること)を満たし、認証を受けていたアカウントは、Xプレミアムにサブスクライブしない限り、青いチェックマークを保持できなくなりました。

(引用: X(Twitter) ヘルプセンター X(Twitter)で青いチェックマークを獲得する方法

X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)の種類

従来のX(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)は青いチェックマークのみでしたが、仕様変更後は3種類に増えました。

・Xプレミアム(青バッジ)
・Verified Organizations(金バッジ)
・Verified Organizations(灰色バッジ)

ここからは、種類ごとの特徴についてご紹介します。

X(Twitter) Blue(青バッジ)とは

従来のサブスクリプションサービス「Twitter Blue」は、「Xプレミアム」へと名称が変更されました。

料金プランは、「ベーシック」「プレミアム」「Xプレミアムプラス」の3種類で、要件を満たすで青バッジが付与されます。

◾️Xプレミアム(青バッジ)に加入できる要件

・プロフィールの情報に不備がないこと
・アクティブに利用されていること(過去30日間アクティブである必要がある)
・セキュリティが確保されていること(アカウント作成後90日以上が経過していて、登録されている電話番号が認証済みであること)

その他の要件についてはこちらをご覧ください。

◾️Xプレミアムの価格

「Xプレミアム」の各料金は、以下のように設定されています。

「ベーシック」 月額368円 (年額3,916円)※青バッジの表示は無し
「プレミアム」 月額980円 (年額10,280円)
「Xプレミアムプラス」 月額1,960円 (年額20,560円)

支払いの決済手段はクレジットカードのみですのでご注意ください。

なお、各プランの詳細や機能に関しては、こちらをご参照ください。

◾️Xプレミアムの特徴

・ポスト(ツイート)の編集(公開してから1時間以内の編集が可能)
・長文ポスト(ツイート)(全角:1.25万文字 半角:2.5万文字)
・テキストの書式変更(太文字や斜体)
・長尺動画のアップロード(最大で3時間まで、ファイルサイズが8GBまでの動画(1080p)
など

詳細はこちらをご覧ください。

 

ポイント

コンテンツ内容をより充実させることができ、快適にX(Twitter)を楽しむことができる

Verified Organizations(金バッジ)とは

Verified Organizations(金バッジ)は、X(Twitter)から公式に認証された事業者であることを示しています。つまり、企業向けのバッジということになります。

「Xプレミアム」と同様に、有料のサブスクリプションサービスになっています。Verified Organizationsは、以下の要件を満たすことで加入することができます。

◾️Verified Organizations(金バッジ)に加入できる要件

以下を提供できる

• X(Twitter)アカウント
• 組織のメールアドレス
• 現在のウェブサイトドメインを登録の際に提供する

※その他の詳細情報を提供するよう求められる場合がある

詳細はこちらをご覧ください。

◾️ベーシックレベルサブスクリプションについて

2024年1月3日、今まであった月額13万5,000円のプランの他に、月額3万円の「ベーシックレベルサブスクリプション」が追加され、既存の月額13万5,000円のプランは、「フルアクセスレベルサブスクリプション」と名称がつきました。

 

 

ポイント

・ベーシックレベルサブスクリプション:月額3万円(新プラン)
・フルアクセスレベルサブスクリプション:月額13万5,000円(既存プラン)

X(Twitter) Blue(青バッジ)同様、支払いの決済手段はクレジットカードのみですのでご注意ください。

 

◾️機能の違いについて

既存のプラン(フルアクセスレベルサブスクリプション)との違いは以下の通りです。



ベーシックでは、通常ポストの「2倍のブースト」と、組織内の関連アカウントを付与することができる「関連アカウント」の利用ができません。

◾️Verified Organizationsの特徴

・Xプレミアム で提供される全ての機能を利用できる
・関連アカウントを指定し、バッジとロゴを付与することができる(フルアクセスのみ)
・プレミアムサポート(何か困った際のX (Twitter) 社からの迅速なサポートとエスカレーション)を受けることができる

詳細はこちらをご覧ください。

 

ポイント

Verified Organizations(フルアクセス)は、自動返信を伴うインスタントウィンキャンペーンを行う際に必要で、主アカウントとその関連アカウントを紐付けることができる

 

主アカウントとその関連アカウントを紐付けることができることについて、次の章で詳細をご説明します。

主アカウントと関連アカウントの紐付け

 Verified  Organizationsに登録している企業アカウントは、関連する個人、企業、ブランドを自分のアカウントにいくつでもリンクさせることができます。

 Verified  Organizationsにおける主アカウントと関連アカウントの紐付け

上記のように、プロフィールの「関連アカウント」のタブをタップすると、主アカウントに紐づけられている「関連アカウント」の一覧を見ることができます。

 Verified  Organizationsにおける主アカウントと関連アカウントの紐付け

また、関連アカウントとして紐づけられたアカウントは、ゴールドバッジの隣に主アカウントのアイコンがつきます。

主アカウントと関連アカウントの紐付けのメリット

関連アカウントを紐づけることで、以下のメリットが考えられます。詳細を次の章でご説明いたします。

 

・ブランド認知につながる

・関連アカウントは、主アカウントより低価格でVerified Organizationsに加入できる

 

ブランド認知につながる

例えば、A社が企業アカウントとそのブランドごとにアカウントを持っており、ユーザーが企業アカウントだけをフォローしている場合を想定してみてください。

ユーザーはプロフィールから「関連アカウント」を見たとき、“このブランドはA社が展開していたんだ” といった気づきに繋がります。

さらに関連アカウントをタップして、ユーザーが関連アカウントに興味を持てば、フォローに至る可能性もあります。

関連アカウントを紐づけることで、ブランド認知拡大や新規フォローのきっかけに繋がるのです。

関連アカウントは、主アカウントより低価格でVerified Organizationsに加入できる

Verified Organizations(金バッジ)への加入は、主アカウントと関連アカウントで費用が異なります。

主アカウントが月額135,000円なのに対して、関連アカウントは月額8,000円と低価格で加入することができます。

そのため、主アカウントと関連アカウントを持っている場合は、アカウントごとでVerified Organizationsへ加入するのではなく、主アカウントに関連アカウントを紐付けた方が費用をおさえることができます。

無償でゴールドバッジが付与されているアカウントに関しての注意点

特定の期間内で一定の広告出稿額を出稿していない場合にゴールドバッジが剥奪されてしまう可能性があります。

ただ、この条件に関しては今後変更になる可能性があるとされています。

そのため、確実にゴールドバッジを維持したい場合は、Verified Organizationsへの加入を検討するのが良いでしょう。

Verified Organizations(灰色バッジ)とは

Verified Organizations(灰色バッジ)は、政府機関や多国間機関、またはその関係者のアカウントであることを意味しています。

対象アカウントが政府機関や多国間機関の場合に、X(Twitter)認証済み組織サブスクリプションに加入することで、灰色のバッジが付与されます。

加入できる要件は金色バッジ取得の要件に加え、以下が必要になります。

◾️Verified Organizations(灰色バッジ)に加入できる要件

• 政府機関の場合、政府機関の公式メールアドレス(ドメインが「.gov」などのメールアドレス)を入力する必要がある
※その他の詳細情報を提供するよう求められる場合がある

 

利用できる機能は金色バッジと同様です。

 

ポイント

政府機関や多国間機関などはグレーのバッジが付与される

詳細はこちらをご覧ください。

X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)のメリット

ここからはX(Twitter)アカウントの企業利用における、バッジを取得することのメリットをご紹介します。

アカウントの信憑性が高まる

バッジがついたアカウントは、公式のアカウントであることが証明されるためアカウントの信憑性が高まります。

企業のアカウント運用において、信用度・信憑性は重要な要素であるため、バッジを取得するメリットは大きいと言えます。

例えば、公式アカウントであることがユーザーに伝われば、そのユーザーも安心してフォロワーになったり、ポストを閲覧したりできるでしょう。

これにより、離脱率の減少にも繋がるため、マーケティング的にも効果が大きいのです。

なりすまし対策ができる

従来は、企業や著名人のなりすましアカウントが多発していました。なりすましアカウントは、プロフィールやアイコンも全く同じように作られることもあり、ユーザーは公式アカウントとの判別がつきにくく、誤ってフォローをしてしまうことがありました。

しかし、認証バッジ(公式マーク)の仕様が変わったことで、Verified Organizationsにおいては公式であることを証明したアカウントにしか付与されなくなりました。

さらに、Xプレミアムでは、2要素認証によるログインを設定することが可能なため、なりすまし対策として強固なセキュリティを維持できるようになりました。

なりすましアカウントが仮に発生してしまったとしても、ユーザーは認証バッジ(公式マーク)を見て判断できるため、誤ってフォローをしてしまうことを防ぐことに繋がります。

参照元:ヘルプセンター「2要素認証を使う方法」

広告出稿ができる

認証アカウント(課金してバッジを取得)にすることで、X(Twitter)@ハンドルからの広告を出稿することができます。

裏を返せば、認証バッジ(公式マーク)を取得しないと広告配信ができなくなってしまったのです。

例えば、広告を配信して、プロモーション活動を行いたい企業は、認証バッジ(公式マーク)の取得が必須事項となったのです。

Xプレミアムに加入しておらず、未認証の企業アカウントでは広告配信ができないため、注意しましょう。

投稿が上位表示される

2023年3月、Elon Musk氏は「4 月 15 日以降、認証済みアカウントのみが For You のおすすめに表示されるようになる」とツイートしました。

おすすめに表示されれば、フォロワー外のユーザーにも投稿を届けられることができます。つまり、より多くのユーザーに情報を届けられるようになるのです。

一人でも多くの人に情報を届けたいマーケティングにおいて、この点は非常に大きなメリットと言えるでしょう。さらに、露出の機会が増えることで、新規フォロワーの獲得も期待できます。

企業はX(Twitter)認証バッジ(公式マーク)の所有は必須か?

結論、必須ではないです。ただ、認証バッジ(公式マーク)を所有しないことで以下のデメリットがあります。

◾️認証バッジ(公式マーク)を所有しないことのデメリット

・未認証バッジはX(Twitter)@ハンドルからの広告配信ができない
・ツイートのおすすめ表示がされにくい

 

 どのように X(Twitter)運用を行っていきたいかに合わせて、認証バッジ(公式マーク)の取得の有無を検討するようにしましょう。

X(Twitter)認証バッジ(Verified Organizations)の申請方法

1 対称アカウントにログインをした状態でこちらの申請ページをクリック

2 以下のフォームに情報を入力

Verified Organizationsの申請方法

3 お支払い情報から、クレジットカードの情報を登録し、申し込みボタンをクリック
 ※この時点で決済が完了しますのでご注意ください。

4 審査開始(目安:即日〜2週間程度)

5 申請は承認されると、自動的に認証バッチがプロフィールに表示されます。

【注意点】

アカウントが組織と見なされなかった場合、支払い済みの料金は返金されない

上記の内容が公式ヘルプセンターに記載されているため、フォーム申請時は間違いのないよう慎重に入力するようにしましょう。

 

個人のアカウントは認証済み組織の認可の対象ではありません。認証済み組織に登録したアカウントが組織のアカウントでない場合、お支払い済みの料金は返金されません。

(引用:X(Twitter)認証済み組織とは

X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)アカウント運用の注意点

X(Twitter)の認証バッジ(公式マーク)取得は有料だからといって、安心しきってはいけません。

ここからは、X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)アカウントを運用する際の注意点についてご紹介します。

1. X(Twitter) Blue(青バッジ)の剥奪

X(Twitter)は、X(Twitter)の利用規約に基づき、アカウントのチェックマークを予告なく剥奪することがあると公言しています。詳細はこちらをご覧ください。

バッジが剥奪される可能性があるのは、以下の場合です。

◾️バッジが剥奪される可能性のある要件

1 プロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@から始まる名前)が変更された場合
2 X(Twitter)ルールへの違反の度合いが深刻の場合
3 違反行為が繰り返されたりした場合

 

1の場合は、完全に剥奪されてしまうのではなく、一時的に表示がされなくなります
一時的とは、対象のアカウントが引き続きX(Twitter)の要件を満たしていることが確認されるまでです。

2・3は、場合によってはアカウントが凍結される可能性もありますので、注意した上でアカウントを運用しましょう。

また、この審査期間中にプロフィール画像、表示名、またはユーザー名をさらに変更することは禁じられているため、やみくもにこれらを変更することは避けたほうが良いでしょう

2. 適切なアカウント運用体制が必要

前述の通り、アカウントの剥奪や凍結の可能性があることから、ルールを遵守して、適切に運用していく必要があります。

しかし、正しくX(Twitter) の企業アカウントを運用していくには、知識や経験はもちろん、適切な運用体制も必要になります。

自社に知識や経験が少なく、X(Twitter) の運用に不安がある企業は、プロフェッショナルに相談することが推奨されます。弊社のように企業の運用サポートを実施している事業者は、多くの知識や経験、スキルを持っているためです。

なお、弊社では現在、X (Twitter) 運用やマーケティングなどに関するオンライン相談会を無料で実施しております。以下のページより、お申し込みが可能です。

シャトルロック 無料相談会 お問い合わせ

即時抽選キャンペーン(インスタントウィンキャンペーン)はできるのか?

結論、Vertified Organizations に加入しなくても、即時抽選キャンペーン(インスタントウィンキャンペーン)を実施することが可能です。

ただし、広告配信の有無によって、実施したいキャンペーンの規模や内容が変わります。

フォロー&リポスト(RT)キャンペーンかつオートリプライを使用する場合は、以下の要件が必要となります。

 

・広告配信費170万円(代理店手数料を含む、グロス予算)
・認定代理店からX社へホワイトリスト化申請(キャンペーンに必要なX(Twitter)リプライとDMの送信上限引き上げ)

 

対象キャンペーンで広告配信費がグロスで170万円に満たない場合は、当選者のみDMを即時で送信するインスタントウィンキャンペーンで実施可能となります。

また、一度LPに遷移をさせ、応募条件となるアクション(フォローやリポスト(RT)など)を行い、LP上で即時抽選ができるwebインスタントウィンキャンペーンの実施も可能です。

インスタントウィンキャンペーンを実施するならShuttlerock BBF

X(Twitter)で大幅な仕様変更があった後(APIの有料化)も、シャトルロックでは引き続きインスタントウィンキャンペーンの実施が可能です。

シャトルロックが提供する「Shuttlerock BBF」では、一つ前の章でもご紹介した、DMのみ即時抽選ができるキャンペーンや、webインスタントウィンキャンペーンなど、幅広い種類のキャンペーンの実施が可能です。

また、以下のような施策をご検討の方は、Shuttlerock BBF のページから詳細をご覧ください。

◾️X(Twitter)運用における今後の施策

【フォロワー獲得】フォロー&RTキャンペーンで参加者を増加させたい
【認知拡大】X(Twitter)の拡散力を利用したキャンペーンを行い情報認知拡大をしたい
【エンゲージメント獲得】カンバセーションボタンを活用してクイズキャンペーンを実施したい
【購買促進】レシート投稿キャンペーンをX(Twitter)内で完結させたい
【ファン化】ユーザーのアクションをポイント化してファン化に繋げたい

 

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まとめ

今回は、大きく仕様変更があったX(Twitter)認証バッジ(公式マーク)について解説をしましたがいかがでしたでしょうか?

仕様変更により、未認証アカウントよりも認証アカウントの方が利用できる機能が増えました。

認証バッジ(公式マーク)の種類によって、利用できる機能が異なるため、自社のX アカウントをどの程度運用したいかに合わせてバッジの取得を検討するようにしましょう。

また、認証バッジ(公式マーク)を取得をしたとしても、剥奪されてしまう可能性があるため、運用上の注意については社内でも共有をしておくと良いでしょう。

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