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「トレンドテイクオーバー」とはX広告(旧・Twitter広告)の手法の一つです。
配信することで「話題を検索」で表示される「おすすめ」に1日中TOPに固定で表示されます。
短期間で多くのインプレッション、リーチを得られる可能性が高く、注目されている広告枠です。
今回はX (旧Twitter) 広告の認定代理店であり、トレンドテイクオーバープラスを用いたお客様のSNSマーケティング支援も行っているシャトルロックジャパン株式会社が、トレンドテイクオーバープラスの概要、メリット、注意点、実践の流れについて紹介します。
本記事は、主要9大SNS公式パートナー & X (Twitter) 広告 認定代理店である
シャトルロックジャパンが提供しています。
こんな方におすすめ
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欲しい情報
- トレンドテイクオーバープラスの詳細や実施方法が知りたい
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本記事内容
- トレンドテイクオーバープラスの詳細や実施方法に加え、利用のメリットや注意点を解説
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完全ガイドー 最も知っておきたいTwitterからXへの変更点 TwitterからXへの変更点だけでなく、認証バッジごとに使用できる機能やAPIプランについてご紹介いたします。Xを積極的に活用していきたい方は必見です。
トレンドテイクオーバープラス(旧・プロモトレンドスポットライト)とは?
トレンドテイクオーバープラスでは動画や静止画を用いて、24時間という短期間で一気に多くのユーザーへ情報を届けることが可能です。
Twitter for Business『広告クリエイティブの仕様』
トレンドテイクオーバープラスの費用
トレンドテイクオーバープラスは時期によって変動しますが、約2000万円の費用がかかります。
必要な準備物の規定
先述した通り、トレンドテイクオーバープラスでは動画や静止画を挿入できます。
各クリエイティブやテキストの入稿規定は以下です。
項目 | 詳細 |
ファイルタイプ | 6秒ループ再生されるGIF画像、動画(MP4/MOV)、 静止画(JPEG/PNG) |
アスペクト比 | 横16:縦9 |
動画の長さ | 6秒以下を推奨 |
ファイルサイズ | JPEG/PNGは5MB、MP4/MOV/GIFはGIF画像は15MB以内を推奨 |
トレンドハッシュタグ | 全角8文字以内を推奨 |
トレンドの説明文 | 全角15文字以内を推奨 |
引用:Twitter for Business『広告クリエイティブの仕様』
ユーザーのアクションをより促進できる
動画や静止画があることで、ユーザーの関心をより強く引き付けることが可能です。
そのため、ハッシュタグを用いた投稿が増えやすくなるなど、エンゲージメントを高めやすくなります。
認知拡大だけではなく購買にもつなげられる
トレンドテイクオーバーはハッシュタグを用いて話題を作る手法です。短期間でのバズ、リーチ拡大を狙えます。
一方でトレンドテイクオーバープラスは動画や静止画でブランド、商材の魅力をより細かく伝えられるため、購買に結びつけやすいことが特徴です。
トレンドテイクオーバープラスのメリット
トレンドテイクオーバープラスを用いて集客をするメリットを紹介します。
大規模リーチを実現できる
X(旧・Twitter)の「話題を検索」タブは、日々多くのユーザーが訪れるページです。
他のX広告では基本的にユーザーのターゲティングをおこないます。そのためリーチできるユーザーが限られてしまいます。
その点、トレンドテイクオーバープラスでは「話題を検索」タブを独占できるため、大規模なリーチにつながります。
特に認知拡大を目的とした場合に効果的な手法です。
画面TOPの広告枠を24時間独占できる
トレンドテイクオーバープラスでは、24時間にわたって「話題を検索」タブを独占できます。
このほかのX広告では、他のアカウントも出稿しているため、自社の広告がユーザーにインプレッションされないタイミングも発生しますが、トレンドテイクオーバープラスを用いることで、確実にユーザーの目を惹くことができます。
話題性やバズを生み出せる可能性がある
「話題を検索」タブは流行に敏感な方が多く訪れるページです。
基本的には「トレンドを確認したい」というニーズがある方が訪れます。
そのため、トレンドテイクオーバープラスを利用することで、拡散されやすくなります。
ハッシュタグを用いたUGCが生まれやすいことが特徴です。
シーズナリング、イベントとの相性がいい
流行に敏感なユーザーに対して、一日中広告をアピールできるため、季節ごとの商品や、イベントとの相性がいいといえます。
例えば正月、バレンタイン、クリスマスなどの季節のイベントの際に、その時期特有の盛り上がりを広告に利用できます。
またイベント前日・当日にトレンドテイクオーバーで広告を出すことで、一気に話題が広がり集客効果につながります。
トレンドテイクオーバープラスが重視される理由
トレンドテイクオーバープラスがなぜ重視されているのかについて紹介します。
短期間でブランド認知度を向上できる
広告が「話題を検索」タブに1日中固定されることで、短期間で大量のインプレッションを得ることが可能です。
他のX広告の手法と比べて、インパクトの大きな施策になります。
そのため、イベントごとはもちろん、新規ブランド、新商品といった「これから認知を広げたい」と考えている商材のプロモーションにうってつけです。
X(旧・Twitter)との相性がいい
先述した通り、トレンドテイクオーバープラスは「流行に敏感な方」がメインのターゲットです。
X(旧・Twitter)はまさに「即時的な話題・トレンド」に強いSNSといえます。
そのため「話題を検索」タブを訪れるユーザーも多く、非常に相性がいい広告枠といえるでしょう。
またX(旧・Twitter)を利用するトレンドに敏感なユーザーは、流行を拡散しやすく、フォロワーとの会話も広がります。
こうしたユーザー属性の観点でも、トレンドテイクオーバープラスは効果的な広告として重視されています。
消費者行動に対するインパクトが大きい
トレンドテイクオーバープラスを用いて、トレンドに掲載されることで、ユーザーがアクションを起こす可能性が高くなることが特徴です。ハッシュタグをつけて投稿したり、キャンペーンに応募してくれたりします。
通常のX広告よりも配信効率が良い
トレンドテイクオーバープラスは、通常のX広告で同額の配信を行うよりも単価効率が非常に良い傾向があります。
もし約2,000万円分の通常広告を短期間で配信しようとすると、クリエイティブの磨耗や1つの広告に対する消化予算が大きくなることで、全体数値も劣化していきますが、トレンドテイクオーバーでは1クリエイティブで最大効率化させることが可能です。
トレンドテイクオーバーを配信する際の注意点
実際にトレンドテイクオーバープラスを配信する際の注意点を紹介します。
参考にしたうえで導入を検討してみてください。
ガイドラインを熟読しておく
X(旧・Twitter)公式は、トレンドテイクオーバープラスのガイドラインを明確に示しています。
「編集に関するガイドライン」「コンテンツに関するガイドライン」「国ごとに設けられているポリシー」があります。
詳しくは以下のページを確認しておきましょう。
Twitter for Business:トレンドテイクオーバーに関するガイドライン
性的・暴力的な言葉を用いないよう注意
X(旧・Twitter)はガイドラインにて「成人向けの性的なコンテンツ」「冒涜的な言葉や攻撃的な言葉」を明確に禁止しています。
以下のガイドラインページでは具体的な例も掲載されていますので、事前に確認しておきましょう。
Twitter for Business:「不適切なコンテンツ」「成人向けの性的なコンテンツ」
またXのポリシーはもちろんですが、そもそもトレンドテイクオーバープラスにて不快な表現をしてしまうと、炎上してしまうリスクがあります。インパクトの大きい施策だからこそ、リスクも大きいことを理解しておきましょう。
公開する前にレビューを重ねることでリスク要因を減らす必要があります。
商標ポリシーを守る
Xには商標ポリシーが設定されています。自社の商標であればもちろん問題はないですが、他人の商標を用いたり、近しい表記にしてしまうと違反となる可能性があります。
X(旧・Twitter)から「ポリシーに違反している」と判断された場合、アカウントが永久停止になってしまう可能性もあるため、細心の注意が必要です。
文字数の制限がある
先述した通り、トレンドテイクオーバープラスで記載できる文字数には上限があります。
句読点、記号、スペースでハッシュタグが分断される
トレンドテイクオーバープラスではハッシュタグを設定できます。
しかし句読点、記号、スペースを含めてしまうと、ハッシュタグが分断されてしまうので注意です。
例: #ソルト&ペッパー というトレンドテイクオーバーを作成したとします。
オーガニックポストで #ソルト&ペッパー を使用した場合、ハッシュタグは #ソルト と表示されてしまいます。
引用:Twitter for Business「トレンドテイクオーバーに関するガイドライン」
トレンドテイクオーバーの実践を6ステップで紹介
実際にトレンドテイクオーバーを用いる際の6つのステップを紹介します。
なお、弊社・シャトルロックジャパンはX広告の認定代理店であり、トレンドテイクオーバーの出稿に関して総合的にサポートできます。
広告代理店の選定
トレンドテイクオーバーは、X広告の認定代理店でしか扱えない商材となっています。
通常のX広告を行っている企業でも、はじめに代理店を選ぶ必要があります。
「何から始めればいいか分からない」などお困りの方は、シャトルロックジャパンまでお問い合わせください。
数々の大手企業様のサポートをしてきた経験を生かして、成功へと導きます。
目標設定
認定代理店と協力しつつ、具体的な目標の設定をします。
「インプレッション数」「フォロワーの増加数」「ハッシュタグの投稿数」「商品の購買数」「イベントの来場者数」など、企業の目的に合わせて最適な目標を設定しましょう。
トレンドのモニタリングと予測
目標と企画が定まったら、具体的な出稿日を考えます。新商品のリリース日やイベント開催日などが明確であれば、判断しやすいです。しかしクリスマスやバレンタインの当日は枠が埋まっている可能性が高いです。
そのため、例年の傾向などを観察し、トレンドの推移を予測する必要があります。
過去のデータなどから論理的に設定しましょう。
出稿日の確定と広告枠の予約
出稿日が確定したら、認定代理店が広告枠を予約してくれます。
出稿日から逆算して、広告クリエイティブの制作スケジュールを決めましょう。
クリエイティブの作成
実際にクリエイティブを作っていきます。トレンドテイクオーバープラスでは、動画などのクリエイティブを挿し込めます。期日に間に合うよう、制作を進めていきましょう。
なお、弊社・シャトルロックでは動画クリエイティブの制作代行も一貫して行っています。
こちらもぜひお気軽に資料ダウンロードしてみてください。
お手持ち素材をモバイルに最適化!短期間で高品質クリエイティブを制作
既存の静止画素材から、動画を制作することができるサービスについてご紹介をしています。短期間に多くの動画広告を制作したい方や、 各SNS媒体に最適なクリエイティブを制作したい方 におすすめです。
審査・入稿・キャンペーンの開始
制作が完了したら、X広告に入稿しましょう。そのうえでX側での審査が入ります。
審査が無事に完了したら、キャンペーンの開始です。
キャンペーン実施日は逐一、Xでのユーザーの動向を確認しつつ、目標を達成できそうかモニタリングする必要があります。
トレンドテイクオーバーの成功事例
実際にトレンドテイクオーバーを用いた企業の成功事例を紹介します。
味の素冷凍食品
味の素冷凍食品株式会社は広瀬すずさんを起用した新テレビCMの放映前にティザー映像をトレンドテイクオーバープラスを用いてアピールしました。
「#今夜はギョーザがいいんじゃない」をハッシュタグとして用いた結果、ハッシュタグを起点にユーザーが会話を広げるなど、認知拡大に成功しています。またCM放映開始とともに、X広告を発信しました。
各チャネルでのマーケティング分析を行った結果、X(旧・Twitter)のROIが最も高かったことが分かりました。
X(旧・Twitter)が生活者(消費者)と距離が近いメディアであることが勝因だと分析しています。
Pescanova
スペインの食品ブランド・Pescanovaは、トレンドテイクオーバープラスを実施した際、ハッシュタグだけでなく、ユーザーアンケートも一緒に取り、コミュニケーションにつなげました。
こうした遊び心溢れる仕掛けがユーザーから高評価を得ることにつながっています。
掲載動画の再生数は約100万回まで伸びました。
参考:Twitter for Business「Twitterテイクオーバー: 最大の効果を生む活用事例とベストプラクティス」
トレンドテイクオーバーを活用したい方はシャトルロックまで
今回はX広告の認定代理店であるシャトルロックジャパンがトレンドテイクオーバープラスについて解説しました。
トレンドテイクオーバープラスは高額な広告枠ですが、1日中「話題を検索」タブに掲載されることで、大きな成果を得られる可能性があります。
掲載にあたっては、X広告の認定代理店経由でしか申し込めません。
もし、興味のある方はX広告の認定代理店であるシャトルロックにぜひご相談ください。