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前回、最新データから導き出されたInstagram利用者の現状をみなさんにシェアしました。
今回はさらに別の角度からこのテーマを掘り下げていこうと思います。
ユーザーは写真の「内容」に注目している
リリース当初のInstagramは今とはだいぶ違った雰囲気のSNSでした。
どちらかというと写真マニア向けのこぢんまりとしたサービスで、芸術的な写真や非日常的な雰囲気のある投稿にたくさんいいねが付いていました。
多くのユーザーにInstagramが知られるようになるにつれそういった雰囲気はなくなっており、一流の写真や芸術をフォローしている人の数は2015年から現在にかけて8%も減少しています。
また、2015年には34%の人は写真の質によってブランドを評価していましたが、最新の調査では画像を評価ポイントにしている人は22%にとどまりました。
今ユーザーは写真そのもののクオリティではなく、興味深い内容に注目しているのです。
ラフな投稿が中心のストーリーズが盛り上がりを見せていることもこのような潮流にマッチしていると言えるでしょう。
短時間で何度もチェック
多くのユーザーは一日のうちに何度もInstagramをチェックし、一度あたりの利用時間は短めであることが一般的なようです。
これに関しては多くの方が肌感覚で納得できるでしょう。
Instagramの利用は朝から就寝前にかけて次第に増え、就寝前の時間帯にピークを迎えています。
早朝の時間帯の利用は女性が多いようですね。
いわゆるダウンタイムにInstagramをチェックしているユーザーが多く、自宅でくつろいでいるとき(59%)、通勤時(31%)、テレビを見ているとき(16%)、人を待っているとき(16%)となっています。
積極的なエンゲージメントを得ようと思うなら、上記のようなタイミングを狙って投稿すれば良い結果が得られるでしょう。
検索目的で利用する人も増加
Instagramは何かを検索したいときにも非常に役立つSNSです。
例えば、あなたが新しくできた人気のイタリアンレストランに行きたいと思っているとしましょう。
Googleで検索することもできますが、おそらく検索結果に表示されるのは見栄えの良い写真ばかりが選ばれて掲載されているオフィシャルサイトか、まだほとんどレビューの書き込まれていない飲食店評価サイトでしょう。
こういうときにInstagramでレストランの名前やタグを検索すると、実際に足を運んだユーザーによるリアルな写真がヒットします。
ピザやパスタの盛り付けはもちろん、内装や外観まではっきりわかるかも知れません。
毎日20%のユーザーがこのように検索機能を使用し、そのうち42%が何らかのアクションをとっています。
今やInstagramはGoogleの代わりでもあるわけですね。
逆に多くのユーザーにアカウントを見つけてもらおうと思うなら、それぞれの投稿にタグ付けを忘れずにしたり、Instagramに拡散してもらえるようにキャンペーンなどの施策を打ったりすることが効果的でしょう。
まとめ
今回の結果をまとめると、
・写真のクオリティよりも内容が重視されている
・一日のうちに何度もチェックされている
・Googleのように何かを検索する目的でも利用されている
ということが言えそうです。