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シャトルロックベースでは、「もっとオシャレな写真を撮りたい!」「簡単にキレイな写真を撮りたい!」という方のために、明日からでも実践できる写真撮影のヒントをご紹介しています。
なんと、我々の疑問に答えてくれるのは、パリ在住フォトグラファーのTomokoさん!
今回は「お花の写真の撮り方」の2回目の記事。さっそく、Tomokoさんに聞いてみましょう!
Tomoko:今回は2回目ですね。よろしくお願いします!今日は、単体で絵になるお花と、集合で絵になるお花の写真の違いを見てみましょう。
まずは、単体で綺麗なお花の例を見てましょう!
Tomoko:単体で絵になるお花の代表格とも言えるかもしれませんね。1枚目はバラです。バラは1輪でも、かなりのアップで撮っても絵になりますね。この写真も、かなり寄って撮っています。背景は後からボカして、お花をさらに際立たせています。花びらの重なり方が繊細で複雑なので、思わずジッと見とれてしまいますよね。
単体だとイマイチだけど、いっぱいあるとカワイイ!
Tomoko:集合体の方が絵になる写真の1枚目は、菜の花です。菜の花も可愛いのですが、1本や2本だけ撮っても少し寂しく見えてしまうのですが、集合でとると一気に華やかになりますよ!この場所は、実は周りに木があったのですが、それが写り込まないように寝そべるくらいの角度で下から撮影しています。菜の花は、けっこう背が高いので、下からとると木が隠れるんですよね。それを、うまく使っています。菜の花と空だけしか写さない!そうすることで、非日常が出るんです。周りに木や人が写り込んでしまうと、フツウっぽい写真になってしまいがち。幻想的で、非日常感を出すには、そういうものを全てカットして撮影してみてください。上から撮ったり、寝っ転がったり、いろいろ試してみると「お!この角度だと周りの風景が入らない!」というポイントが見つかりますよ!
Tomoko:集合体の2枚目の例は藤です。藤も本当に綺麗なんですけど、単体だと魅力が伝わりにくいお花なんですよねぇ。全体でひいて撮った方が、藤の魅力が伝わる写真がとれます。この写真は、家の雰囲気も素敵だったので、藤と家をセットで撮りました。余談ですが、パリの一軒家は藤を植えていることが本当に多いんです。以前、私は16区にある一軒家に住んでいたのですが、細い道の両脇に家がズラっと並んでいて、どの家も藤を植えていました。5月になると一斉に咲いて、本当にキレイなんです!単体でキレイか、集合体の方がキレイなのかは、お花によります。単体で撮ってみたら、「あれ?なんか寂しい?」と思ったら集合体で撮ってみてください。
なるほど〜!こうやってみると、単体で撮った写真と、集合で撮った写真と雰囲気が全く違いますね!
季節のお花をドンドン撮影してみて、どちらの写真もうまくなりたい!頑張ってみます!