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X (Twitter) をマーケティングで活用する場合、重要になるのが分析です。分析することで問題点が明確になり、改善に繋がるためです。

そこで、ポイントになるのが、X (Twitter) アナリティクスの活用です。

ここでは、X (Twitter) アナリティクスの基本的な見方から、分析できる項目、企業における活用方法などを解説していきます。

 

 

X (Twitter) アナリティクスとは?

X (Twitter) アナリティクスとは、X (Twitter) 社が提供している公式の分析ツールです。

自社が投稿したポストに対して、ユーザーの反応を数値で測定することができます。

例えば、何人のユーザーに閲覧され、何人のユーザーがリポストをした、というような内容を数値で確認できるのです。

X (Twitter) 社が提供するツールだけに、その分析内容は信頼性が高く、多くの企業がマーケティングの効果測定に活用しています。

2024年6月「X Premium」限定の機能へ

2024年6月14日、X (Twitter) アナリティクスにアップデートが入ったことが、X (Twitter) 社からアナウンスされました。

該当の投稿が以下になります。

本アップデートにより、X (Twitter) アナリティクスに新しい分析ページがリリースされました。同時に、有料プランである「X Premium」限定の機能となりました。

今回のアップデートによって、今まで無料プランでも利用できていたX (Twitter) アナリティクスが、有料プラン「X Premium」に加入しているアカウント限定の機能へと変更になったのです。

X (Twitter) アナリティクスのログイン方法

X (Twitter) アナリティクスにログインする方法には、2つの手順があります。

1つ目の手順は、X (Twitter) のホーム(パソコン版)からログインする方法です。

・手順1
X (Twitter) にログインして、左側のメニューから「プレミアム」 → 「アナリティクス」と進みます。

 

X Twitter ツイッター アナリティクス

・手順2
下記のURLから、X (Twitter) のアカウントでログインすることで、X (Twitter) アナリティクスのホームに移動できます。

https://x.com/i/account_analytics

どちらの手順でログインを行っても、ログイン先は同一になります。

なお、初回のログイン時に限り「アナリティクスを有効にする」ボタンが表示されますので、クリックして有効にしましょう。

 

※2024年9月現在、スマートフォン向けX (Twitter) アプリからは、X (Twitter) アナリティクスにログインすることはできません。スマートフォンから閲覧する場合は、ブラウザから上記の手順でアクセスすることが可能です。

X (Twitter) アナリティクスの見方と分析項目

ここからは、X (Twitter) アナリティクスの見方と、どのような項目を分析できるのかを解説していきます。

X (Twitter) アナリティクスの画面は、主に以下の3つの画面に分けることができます。

 

1、概要
2、オーディエンス
3、コンテンツ

 

それぞれの詳細を、説明していきます。

[概要]の見方と分析項目

概要では、右上のタブで期間を指定して各指標が確認できます。

 

X Twitter ツイッター アナリティクス

 

例えば、上記の画像であれば、「過去7日」の「インプレッション数」を指定して、グラフ表示した状態です。

それでは、ここで表示される項目について解説していきます。

・インプレッション数
インプレッション数とは、投稿したポストが表示された回数を表します。

大半が、ユーザーのタイムラインに表示された回数になりますが、特定のキーワードで検索した時に表示された場合も、インプレッションとしてカウントされます。

・エンゲージメント率
ポストに対してユーザーが反応(いいねやリポスト等)した割合で、インプレッション数で割って算出された数値(%)です。

・プロフィールへのアクセス数
プロフィールへのアクセスとは、X (Twitter) の「プロフィール画面」が見られた回数を指しています。

プロフィール画面を確認したということは、ユーザーがアカウント自体に興味を示した証拠であり数値が高いほど運用が上手くいっていることになります。

・新しいフォロー
新たに増えたフォロワーの数です。

・返信
ポストに対して、ユーザーが返信を行った数を表しています。

・いいね
ユーザーが「いいね」を行った数を表しています。

・リポスト
ユーザーがリポストを行った数を表しています。

・ブックマーク
ユーザーがブックマークを行った数を表しています。

・Shares(共有)
ユーザーがShares(共有)を行った数を表しています。

また、概要の下段は「メディアアクティビティ」のパートになっていて、以下の2項目の数値が確認できます。

・動画再生数
ユーザーが動画を再生した回数を表しています。

・メディアの再生数
ユーザーが画像やGIF、動画を表示するためにクリックした回数

[オーディエンス]の見方と分析項目

2024年のアップデートにより、新たに追加された分析項目が「オーディエンス」です。

自社の投稿を閲覧したり、リポストや「いいね」をしたりしているユーザー(オーディエンス)の属性が確認できます。

X Twitter ツイッター アナリティクス オーディエンス

具体的には、ユーザーの「年齢」や「性別」、「居住国」「アクティブな時間」というような要素を確認することができます。

そして、上記のような要素ごとに、以下の8つの指標のデータを確認することが可能です。

・インプレッション数
・いいね
・ブックマーク
・共有
・新しいフォロー
・返信
・リポスト
・プロフィールへのアクセス数

[コンテンツ]の見方と分析項目

最後のタブである「オーディエンス」では、投稿されたポストの内容と、その投稿に対するエンゲージメントが、下記の画像のように分かりやすく表示されます。

X Twitter ツイッター アナリティクス コンテンツ

ここで表示される項目について解説していきます。

・インプレッション数
インプレッション数とは、投稿したポストが表示された回数を表します。

・いいね
ユーザーが「いいね」を行った数を表しています。

・返信
ポストに対して、ユーザーが返信を行った数を表しています。

・リポスト
ユーザーがリポストを行った数を表しています。

X (Twitter) アナリティクスの分析・活用方法

これまで説明してきた分析項目を、「どのように企業マーケティングの改善に繋げるか」という観点で解説していきます。

これまで、X (Twitter) アナリティクスを活用できていなかった企業の担当者は、ぜひ参考にしてください。

インプレッション数の向上のために分析する

必ずチェックしたいのが、ポストのインプレッション数です。

インプレッションは表示された回数であり、認知拡大を目的としたマーケティングにおいて、重要な指標であるためです。

インプレッション数の増減は、ユーザーの「いいね!」や返信などの反応に大きく影響されます。つまり、インプレッション数が多いポストは、ユーザーの反応が良かった証拠なのです。

そこで、どのようなポストが反応が良いのかを、過去のインプレッション数から分析しましょう。

反応が良いポストの特徴を捉えたうえで、今後のポストを投稿していけば、インプレッション数の向上が期待できるためです。

 

ポイント

インプレッション数を増やすための工夫が、マーケティングを成功させる鍵を握る

 

なお、インプレッション数を向上させるためには、プロモーションの一環としてX (Twitter) キャンペーンなどを実施することが効果的です。

ユーザー参加型のキャンペーンを実施することで、「いいね!」やフォロー、リポストをされる確率が高まるためです。

弊社が提供するX (Twitter) キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」であれば、様々な形式のキャンペーンを簡単に実施することができます。

X (Twitter) キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」の詳細は、以下よりアクセスしてご確認ください。

X Twitter キャンペーン Shuttlerock BBF インスタントウィン ツール

ターゲットユーザーの分析に活用する

X (Twitter) アナリティクスは、自社がターゲットとしているユーザー(顧客)の分析にも活用することができます。

例えば、「商品A」と「商品B」があるのであれば、双方に関するポストを投稿して、ユーザーの反応を比較してみましょう。

他にも、ポストの内容を「ノウハウ提供」「新商品の案内」「業界のトレンド」というように区別して、反応を比較するのも良いでしょう。

企業がマーケティングを進めていくうえで、ターゲットとなる顧客の興味や関心を把握することは重要です。

そこで、ターゲットユーザーの「人物像」を理解して、X (Twitter) マーケティングの運用や改善に役立てていきましょう。

エンゲージメント率アップのために活用する

エンゲージメント率が増えると「おすすめタイムライン」に表示されやすくなります。情報を拡散するためには、エンゲージメント率の向上が鍵を握っているのです。

例えば、投稿したポストで「テキストのみ」「画像付き」「動画付き」というように区別して、エンゲージメントを比較してみましょう。

どのようなポストが、ターゲット顧客に好まれるのかを知ることができます。

例えば、飲食店が新メニューを宣伝したいとき、画像と共に投稿すれば良い反応が期待できます。飲食関連の画像や動画は、ユーザーの目を惹きつけやすいためです。

このように、自社の商品やサービスにあった投稿のスタイルを見つけて、エンゲージメント率の向上を目指しましょう。

なお、「おすすめタイムライン」にポストが表示される仕組みは、以下の記事で詳細を解説していますので、あわせてご確認ください。

X(Twitter)のアルゴリズムとは?おすすめタイムラインにツイートを表示させる秘訣をご紹介!

最適なポストのタイミングを分析する

ポストを投稿した時間(タイミング)という観点で、ユーザーの反応を比較することも、マーケティングの改善に繋がります。

例えば、ターゲットとする顧客が会社員であれば、「通勤時間帯」や「帰宅の時間帯」などに、X (Twitter) の利用が多くなることが考えられます。

投稿したポストは、時間の経過と共にタイムラインに埋もれていくため、利用の多い時間帯に投稿することは重要なポイントなのです。

実際に、投稿する時間帯を分けてポストを行い、反応が良い時間帯を検証してみると良いでしょう。

X (Twitter) キャンペーン改善のために活用する

X (Twitter) アナリティクスを活用して、X (Twitter) キャンペーンの改善に役立てることもできます。

例えば、キャンペーン案内時に、2パターンの案内文を投稿して、それぞれのインプレッション数やエンゲージメント数を比較するのです。

ここから、ターゲットとなるユーザー層の「興味を惹くキーワード」「注目を集めやすいキャンペーンタイトル」などを把握することができるでしょう。

このような効果測定を重ねていき、X (Twitter) キャンペーンの精度を高めていくのです。

X (Twitter) アナリティクス運用の注意点

ここでは、X (Twitter) アナリティクスを運用する際の注意点について解説していきます。

1. 長期的な分析が必要である

マーケティングが中長期的な施策であるのと同様に、X (Twitter) アナリティクスによる分析も長期に渡って実施していく必要があります。

改善を加えながら、X (Twitter) 運用の精度を継続的に高めていくことが、成果の最大化に繋がるためです。

日々のX (Twitter) 運用と分析・効果測定で「ワンセット」と捉えると良いでしょう。

2. 適切な運用体制が必要である

前述の通り、X (Twitter) の運用、そしてX (Twitter) アナリティクスによる分析や効果測定も中長期的に実施しなければ、大きな成果を期待することは難しいです。

そのため、それを実現するための適切な運用体制が必要になります。

継続的に、必要な人的リソースや予算などを確保する必要がある点は、十分に注意が必要でしょう。

3. X (Twitter) 運用の基礎知識が必要である

X (Twitter) アナリティクスを正しく使いこなせても、X (Twitter) を正しく運用できていなければ成果は期待できません。

自社のリソースに、その知識や経験が不足しているのであれば、プロに相談することで補うことができます。

弊社のようなX (Twitter) ツール提供事業者は、多くの運用サポート経験があり、知識やスキルが豊富なためです。

なお、弊社では現在、X (Twitter) 運用やマーケティングなどに関するオンライン相談会を無料で実施しております。以下のページより、お申し込みが可能です。

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まとめ

ここでは、X (Twitter) アナリティクスの見方や分析方法、マーケティングへの活用方法などについて解説してきました。

マーケティングの成果を高めるためには、定期的にX (Twitter) アナリティクスで分析を行い、改善を続けていくことが大切です。

ここで解説した分析・活用方法を実践して、ぜひ自社のX (Twitter) マーケティングに役立ててください。

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