近年、多くの企業がプロモーション活動にSNSを活用しています。様々なメリットがあり、高いプロモーションの成果を得ることができるためです。

ただ、成果を上げるには、一定の知識や経験、SNS運用のスキルが必要になります。

そこで、SNSプロモーションのやり方や成功のコツ、実際のプロモーションの成功事例を紹介いたします。

 

 

SNSプロモーションとは

SNSプロモーションとは、SNSを活用して実施するプロモーションを指しています。

具体的には、SNSを使って自社の商品やサービスの認知拡大や理解促進を行い、消費者の購入に繋げる活動です。

現在では、インターネットやスマートフォンの普及により、非常に多くの人がSNSを利用しています。このメリットを利用したマーケティング活動とも言えるでしょう。

 

SNSプロモーションの種類と特徴

ここでは、SNSプロモーションの種類と特徴について解説していきます。

SNSアカウント運用

自社アカウントを作成し、SNSを活用（運用）してプロモーションを実施する方法です。

ターゲット顧客にあわせてSNSを選定することで、ターゲットユーザーにリーチしやすい、という特徴があります。

また、通常投稿の運用のみであれば無料で実施できるのもメリットと言えるでしょう。

SNSキャンペーン

各SNS上において、様々なキャンペーンを実施するプロモーション活動がSNSキャンペーンです。

例えば、X (Twitter) で「フォロー」と「リポスト」で参加できるプレゼントキャンペーンなどが代表的な例と言えます。

自社アカウントのフォロワーが増えるうえ、リポストによりキャンペーン情報が拡散されるため、非常に効率の良いプロモーション施策です。

さらに、このようなユーザー参加型のキャンペーンを実施することで、コミュニケーションを取ることができるのもメリットの一つです。

コミュニケーションが増えるほど、ユーザーは親近感を抱くようになるため、プロモーション効果も期待できるのです。

 

UGCマーケティング

SNSマーケティングの中でも、近年注目を集めているのがUGCマーケティングです。

UGCは、他のユーザーの共感を生みやすい傾向があるため、プロモーション活動において大きなプラスとなります。

例えば、X (Twitter) の引用リポストキャンペーンにおいて、商品の感想などをコメントしてもらうのです。必然的にUGCが集まり、高いプロモーションの成果が期待できます。

なお、X (Twitter) 引用リポストキャンペーンは、キャンペーンツールを利用することで簡単に実施することができます。

インフルエンサーマーケティング

影響力のあるインフルエンサーにSNSを用いて商品やサービスを宣伝してもらい、認知拡大や売上に繋げるマーケティングの手法です。

多くのフォローを抱えるインフルエンサーを通じて、多くのユーザーに情報を届ける手法になります。

SNS広告

各SNSが提供している広告サービスに出稿するのがSNS広告です。

当然ながら有料になりますが、一定数のユーザーに確実にリーチできるため、高いプロモーション効果が期待できます。

日本におけるSNSユーザー数　　

ここでは、プロモーションに活用できる各SNSのユーザー数（利用者数）を整理していきます。

 

 

日本でのアクティブユーザー数はLINEがトップで9,600万人です。続いて、YouTubeが7,120万人、X (Twitter) が 6,928万人というデータになっています。

ただ、単純なアクティブユーザー数の大小ではなく、ターゲットにあわせたSNS選定が必要なため、利用者数だけで判断するのは適切ではないことは覚えておきましょう。

 

各SNSの利用率

主なSNSの利用率を表したのが、以下のグラフになります。（クリックして拡大可）

上位を見ていくと、「LINE」が大きく抜きん出ていて、全年代で 90％を超える利用率となっています。

続いて「Instagram」が全年代で 56.1％という利用率、さらにX (Twitter) が 49.0％と続きます。

このように、各SNSの利用者には特性があり、SNSプロモーションにおいて重要なデータであるため、必ず目を通すようにしましょう。

 

媒体の種類と特徴

ここでは、媒体の種類と特徴について解説していきます。

1. X (Twitter)

10～30代の年齢層において利用率が50％を超えており、若年層に人気が高いSNSサービスです。

多くの企業がプロモーションに活用しており、一般的なSNSプロモーションの手法とも言えるのではないでしょか。情報の拡散性に優れているのが特徴で、認知拡大や情報拡散に向いているSNSです。

なお、前述したSNSキャンペーン（X (Twitter) キャンペーン）の実施には、キャンペーンツールの導入がおすすめです。

即時抽選ができるインスタントウィンキャンペーンの実施ができたり、参加者データの管理・フォロワー増加数や参加者数などの数値確認を一括で行うことができ、担当者の負担を大きく軽減できるためです。

シャトルロックが提供しているキャンペーンツール「Shuttlerock BBF」は、上記を実施できるだけでなく、企画立案から事務局運営まで対応しているため、徹底的なサポート体制が整っています。

2. Facebook

Facebookは、30代から40代の中年層の利用率が高いSNSであり、この層にアプローチしたい企業に適しています。

企業アカウント専用の「企業ページ」が作成できるため、他のSNSと比較するとオフィシャル感やビズネス感が高いソーシャルメディアです。

3. Instagram

Instagramは、10代から30代に人気のSNSです。写真や動画の投稿がメインとなるソーシャルメディアであることが大きな特徴です。

テキストよりも多くの情報を伝えられる動画や画像を利用したい企業には、非常に適したSNSと言えるでしょう。

4. LINE

前述の通り、日本で最も利用者の多いSNSサービスです。そのため、幅広いユーザーにアプローチしたい企業は、積極的に活用すると良いでしょう。

「チャット機能」や「スタンプ配信」など、プロモーションに活用できる機能も豊富なため、利用次第では大きな成果を得ることが可能です。

なお、LINEにおけるキャンペーン開催には、弊社のキャンペーンツールがおすすめです。

LINEの友だち増加に効果的なキャンペーンの実施ができるためです。即時で抽選結果をWeb上で表示することができるため、参加モチベージョンが向上し、多くの参加が期待できます。

 

5. YouTube

全年代での利用率が87.8％という数字を得ている、動画配信に特化したSNSです。

視覚的に商品をPRしたいケースのように、動画を最大限にプロモーションに活用したいときに最適なソーシャルメディアです。

6. TikTok

TikTokは、若年層に人気が高いSNSサービスです。動画配信のサービスですが、YouTubeと比較すると、短尺の動画であることが特徴です。

若い年代へ、動画プロモーションによってアプローチしたい企業には、最適なソーシャルメディアと言うことができるでしょう。

なお、TikTokでキャンペーンを開催するには、弊社のキャンペーンツールの活用がおすすめです。

TikTok上でのUGC創出・認知拡大に効果的なキャンペーンの実施ができるためです。指定ハッシュタグをつけてメディアを投稿することで、即時で抽選結果をWeb上で確認することができます。

 

SNSプロモーションの特徴・メリット

ここでは、SNSプロモーションの特徴・メリットについて解説していきます。

ユーザー数の急増

ネットやスマートフォンの普及により、SNSのユーザーが急増している点は、SNSプロモーションのメリットと言えます。

特定の情報を届けられる対象ユーザーが多いほど、プロモーションの効果は高まるためです。

ユーザーと交流がしやすい

多くのSNSには、コメントや「いいね」などのユーザーがアクションを取れる機能が備わっています。

これらの機能を活用して、ユーザーとコミュニケーションが取れる点もSNSプロモーションのメリットでしょう。

SNSキャンペーンによるプレゼント期間など、コミュニケーションを取れる施策を積極的に実施していきましょう。

 

安価に実施できる

従来の、TVCMやチラシ広告などと比較して、安価に実施できる点もSNSプロモーションの魅力の一つです。

例えば、X (Twitter) の最上位の有料プランである「Xプレミアムプラス」でも、月額1,960円という低コストで利用が可能です。

SNSプロモーションのやり方

ここでは、SNSプロモーションのやり方について解説していきます。

STEP1. プロモーション企画の設計

最初に、プロモーション企画の設計を行います。個々の施策ではなく、プロモーションを中長期に捉えて、計画を立てることが大切です。

また、SNSアカウントの「開設時」～「成長期」～、というような各フェーズごとに合わせて適切な施策が求められます。

 

STEP2. プロモーションの告知と実施

中長期的な計画に基づいて、個々のプロモーションを実施していきます。プロモーション開始前には、SNSを活用して告知を行い、実施していきましょう。

プロモーションの告知に関しては、他のSNSやメディア、公式ホームページなど様々な媒体を利用すると良いでしょう。

STEP3. 分析と効果測定

SNSプロモーションを実施した後は、必ず分析や効果測定を実施しましょう。次回以降の改善点を把握するためです。

長期的にPDCAを回していき、精度を高めていくことが大切です。

SNSプロモーション 成功事例

ここでは、SNSプロモーション 成功事例を紹介していきます。

1. ELCジャパン合同会社様（LINE）　

ヘルスケア商品を販売するELCジャパン合同会社様のLINEを活用したSNSプロモーションの事例です。

ELCジャパン合同会社様は、10個の個別ブランドで公式アカウントを開設。どのブランドにおいても「友だちの獲得」に注力しました。メッセージでは新製品やキャンペーンの情報などを発信。

さらに、履歴に基づいたユーザーセグメントごとに訴求内容を変えて情報発信。このような施策の結果、「自社ECサイトの購入者のうち１～４割がLINE経由」などの成果を得ました。

参照元：LINEヤフー for business 「自社EC購入者の1〜4割がLINE経由！LINE公式アカウントで実現するELCジャパンの「ソーシャルコマースエコシステム」

2. ドン・キホーテ様（X (Twitter) ）

ドン・キホーテ様が実施したプロモーションとしてのX (Twitter) キャンペーンの事例です。

 

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①@donki_donki ＆ @apita_piago_uny をフォロー
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— 驚安の殿堂 ドン・キホーテ🐧 (@donki_donki) June 25, 2024

 

抽選で2万人に「クーポンコード」が当たるプレゼントキャンペーン。2アカウントのフォローとリポストが応募条件として設定されました。

キャンペーン専用の動画を活用して、視覚的にユーザーにアピールしているのが分かります。

リポストが14万を超えており、多くのユーザーに人気があったSNSプロモーションであることが分かります。

3. 矢掛町観光交流推進機構（Instagram・X ・Facebook）

矢掛町観光交流推進機構がInstagram・X・Facebookで実施したキャンペーン事例です。

アナログとデジタルを融合させた、町の活性化を狙ったSNSキャンペーンです。

 

 

クリームソーダを1杯注文するともれなくステッカー1枚をもらえて、さらにSNS投稿でオリジナルクリアファイルがもらえる、といったプレゼントキャンペーンでした。

実際にInstagramでは「#クリームソーダIN矢掛」がついた投稿が1,000件以上あり、話題性を集めたキャンペーンとなりました。

参考：クリームソーダIN 矢掛

4. 日本コカ・コーラ株式会社様（Instagram）

リラクゼーションドリンク「CHILLOUT」のInstagramで行われたキャンペーン事例です。

アカウント（@chillout_official）をフォローし、キャンペーン対象投稿にいいねをすることが参加条です。

また、キャンペーンの応募条件ではありませんが、夏のストレス解消法を「コメントで教えて」と補足することで、コメント投稿を促しています。

コメント投稿を必須条件としないことで参加ハードルを下げつつも、コメント投稿を促す内容を入れることで参加意欲の高いユーザーはコメント投稿をしてくれます。

その結果、1,000件を超えるコメントがつきました。少しでも当選確率を上げたい、といったユーザーの心理をうまく使ったSNSプロモーションの事例だと言えるでしょう。

参考：RELAXATION Chill Out 

5. カルピス株式会社様（YouTube、X (Twitter) ）

YouTubeのライブ配信を活用したキャンペーンを実施したのが、飲料メーカーのカルピス様です。

カルピス様は、7月7日を「カルピスの日」とし、X (Twitter) とYouTubeを掛け合わせたプロモーションイベントを開催しました。

第1弾〜第3弾にかけて参加方法を分け、X(Twitter) でフォロー＆リポストで簡単に応募できるキャンペーンと、フォロー＆引用リポストでコメント付きの投稿を求める施策を行いました。

引用リポストで投稿された投稿をYouTubeのライブ配信で声優さんが読み上げ、選ばれた方が当選といった内容でした。

X (Twitter)を活用して情報拡散をしながらも、YouTubeでの配信で参加意欲の高いユーザーを集めるといったSNSをうまく活用したプロモーションとなりました。

参考：#7月7日はカルピスの日

6. 株式会社丸亀製麺様（TikTok）

最後に紹介するのが株式会社丸亀製麺様のTikTokプロモーションです。

@udonmarugame

シェイクうどんダンス踊ってみた🕺ダンス投稿キャンペーン開幕！💃この夏にぴったりなシェイクうどんダンス動画を募集します📣 入賞者には特別な賞品を贈呈します🎁なんと！ダンスの振り付けを担当したパワーパフボーイズさんも審査に参加👀✨詳細はプロフィール欄のURLから！ ■参加方法 ①丸亀製麺公式アカウントをフォロー ② #シェイクうどんダンス踊ってみた と丸亀製麺公式アカウントへのメンションをつけて投稿 ■音源 「Shake Cup!~summer ver~」 で検索！ ■期限 8/19(土)23:59まで #丸亀製麺 #原菜乃華 #パワーパフボーイズ #丸亀シェイクうどん #サマーシェイクうどん #TikTokグルメ

♬ オリジナル楽曲 – 丸亀製麺【公式】 – 丸亀製麺【公式】

指定したハッシュタグをつけて投稿する「ハッシュタグチャレンジキャンペーン」として開催され、「丸亀シェイクうどん」の商品PRとして実施されました。

「丸亀シェイクうどん」を手にして、テレビCMのダンス動画を踊っている動画の投稿を募集。そして、入賞者には特別な賞品がプレゼントされるというプレゼント企画でした。

動画をうまく活用したSNSプロモーションの事例と言えるでしょう。

SNSプロモーションを成功させるコツ

ここでは、SNSプロモーションを成功させるコツを解説していきます。

1. 最適なSNSを活用する

3章でも解説したとおり、各SNSによってユーザー属性が異なります。そのため、ターゲットに合わせて、最適なソーシャルメディアを選びましょう。

まず、ターゲット顧客（ペルソナ）を明確に定めて、各SNSのユーザー属性を理解することを意識しましょう。

2. SNSキャンペーンの実施

多くのユーザーを集めることができるSNSキャンペーンは、高いプロモーション効果が期待できます。ただ、定期開催には相応の負担がかかります。

そこで推奨されるのが、「キャンペーンツール」の活用です。例えば、弊社のX (Twitter) キャンペーンツール「Shuttlerock BBF for X」では、プレゼントキャンペーンにおける当落選の抽選や、その結果を自動で返信できる機能などを利用できます。

さらに、ポストの投稿予約やレポート機能など、担当者の負担軽減に繋がる機能が豊富に備わっています。

キャンペーンツール「Shuttlerock BBF for X」の詳細は、以下のページでご確認ください。

3. 各SNSの特性を活かす

各SNSの特性を理解して、最大限にプロモーションに活用しましょう。

例えば、「情報の拡散性に優れたX (Twitter) 」「長尺の動画に強いYouTube」というような各SNSの特徴です。

これらを理解したうえで活用できれば、より大きな成果を上げることができるでしょう。

4. プロに相談する

SNSプロモーションを最短で成功させたいならば、プロに相談することが得策を言えるでしょう。

弊社のようなSNSキャンペーンツールの提供事業者は、多くのノウハウと知識を蓄えているためです。

なお、弊社では現在、X (Twitter) 集客やキャンペーン実施などに関するオンライン相談会を無料で実施しております。以下のページより、お申し込みが可能です。

まとめ

ここでは、SNSプロモーションのやり方と成功のコツ、成功事例を紹介してきました。

各SNSの特性を活かして実施することで、SNSプロモーションは高い成果が期待できる施策です。

ここで解説した内容を参考にして、ぜひ自社でSNSプロモーションにチャレンジしてみてください。