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X (Twitter)キャンペーンの規約については、どこまで知っていますでしょうか?

自社の売り上げを伸ばしたい、認知度を上げたいと思ったとき、X (Twitter)のキャンペーンは効果的です。X (Twitter)は多くのユーザーが利用していることもあり、応募が簡単なフォロー&リツイートキャンペーンは企業のマーケティング施策としても非常に人気。

一方で、知らないうちにX (Twitter)の規約に違反してしまうケースがあるので気を付ける必要があります。

X (Twitter)の公式規約をしっかりと理解し、後からトラブルにならないために自社でもキャンペーンの応募規約を提示する必要があるのです。

今回は、X (Twitter)キャンペーンを実施する際に守るべき規約と、自社での応募規約の作り方について解説していきます。

 

X (Twitter)キャンペーンにおける規約とは

独自で好きなようにキャンペーンが実施できれば楽ですが、X (Twitter)には規約が存在します。違反してしまうとユーザーとのトラブルにもなりますし、迷惑をかけてしまうことにもなるので、意識しなければいけません。

まずX (Twitter)には利用者全員に向けた公式規約(ガイドライン)があり、こちらは必ず守らなければなりません。加えて、スムーズにキャンペーンを実行するために、自社での応募規約も作成する必要があります。

ここからはX (Twitter)社が定める規約について詳しく説明した後、自社のキャンペーンにおける応募規約の作り方についても解説していきます。

キャンペーンを成功させるためには必須の条件になるので、しっかりと理解していきましょう。


規約1:X (Twitter)キャンペーン実施についてのガイドライン

X (Twitter)には、キャンペーンの実施に特化したガイドラインが定められています。キャンペーンを始める前に、必ず内容を確認するようにしましょう。
参照: キャンペーンの実施についてのガイドライン

重要な項目をピックアップして説明していきます。

複数アカウントの使用を禁止する

魅力的な景品があるとどうしても当選したいという気持ちから、複数のアカウントを作って応募しようと考えるユーザーもいます。

しかし、X (Twitter)の規約ではキャンペーンに参加するために複数のアカウントを使用することを禁止しています。それを知らずに複数アカウントを作って応募してしまうと、すべてが凍結になりユーザーも悲しい結果に終わってしまう可能性があります。

知らない方のためにも、複数アカウントを使っての応募は禁止されていることを必ず記載しましょう。

同じツイートの繰り返し投稿をさせない

ユーザーがキャンペーンで賞品を手にするために、もし同じ内容やリンクなどの投稿を繰り返したら、それも規約違反になります。

複数回リツイートをすれば当たりやすくなるというキャンペーン設計になってはいけないので、ユーザーが何度も類似のリツイートなどをして応募することのないように伝えましょう。

主催アカウントへの@ユーザー名を含める

せっかく応募したのに、自社のせいで確認ができなかったとしたらユーザーにも失礼になります。応募してくれる方は希望を持って参加してくれていますので、応募者を見逃さないためにも、投稿に@ユーザー名を含めてもらいましょう。

そうすれば、応募してくれた方を確認でき、漏れのない状態で抽選ができます。検索でも探せなくはないのですが、漏れが出てきてしまう可能性が高いため公平を期すよう注意しましょう。

ツイート内容とハッシュタグを関連させるよう推奨する

話題性を高めたいからといって、自社で行うキャンペーンとは無関係のハッシュタグを入れてユーザーがツイートしてしまうとX (Twitter)ルールの違反になる可能性があります。

そもそもハッシュタグは関係のある言葉を入力するためのものなので、ハッシュタグをツイートに含めてもらう場合は、関連のあるものだけに限定してもらうようにしましょう。

X (Twitter)ルールに従う

主催者側もキャンペーンを開始する前に「X (Twitter)ルール」と「検索のベストプラクティス」の両方を必ず確認するようにしましょう。

この2つについては、規約2と規約3で詳しく解説していきます。

運用法令および規制に準拠する

キャンペーンを始める前に必ず法令や規制についても調べ、問題がないか確認しましょう。責任は主催者である自社に降りかかってきますので、もし不安な点があれば弁護士などに相談するのがおすすめです。

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規約2:X (Twitter)ルール

キャンペーンの実施以前に、X (Twitter)というプラットフォームを使うにあたり、全体のルールに準拠することは必須になります。

もし違反してしまえば、一時的にアカウントが停止される場合や永久凍結される場合もあるので、必ず把握するようにしましょう。

参照:X (Twitter)ルール

以下、重要なポイントを紹介していきます。

セキュリティの促進

他のユーザーを困らせるような行為は規約違反となり、誰に向けたものとしても暴力をほのめかすようなことは一切禁止です。テロ行為、児童の性的搾取、特定の人物への攻撃的な嫌がらせ、人種や社会的地位、性別などで差別をするヘイト行為もルール違反の対象となります。

また、自殺または自傷行為の助長、暴力模写などを含む成人向けコンテンツ、違法な活動を促すようなものも禁止になっています。

プライバシーへの配慮

他人の個人情報を勝手にX (Twitter)上に記載すること、また特定の個人だと断定できるような内容の投稿も禁じられています。

ほかにも本人の同意を得ずに、裸体を画像や動画などで投稿することも禁止です。

信頼性の担保

情報を人為的に拡散または隠蔽し、X (Twitter)のユーザー体験を操作・侵害する行為は禁じられています。選挙、市民活動の操作や妨害を目的とした利用も禁止。

また、特定の組織の一員かのようになりすますことや、人を騙すためのなりすましもルール違反になります。併せて、合成や操作されたメディア、著作権や商標を侵害するような投稿も禁止です。

サードパーティー広告を含む動画広告の送信

X (Twitter)社へ事前に報告をせずに、プレロールビデオ広告やスポンサーシップ画像など、サードパーティーの広告を含む動画コンテンツを送信・投稿・表示することもX (Twitter)ルールの違反となります。


規約3:検索のルールと留意点について

これは、X (Twitter)検索を利用する際のルールと、一部の投稿がX (Twitter)検索で表示されない場合についての規約です。

参照:検索のルールと留意点について

同じ内容や類似コンテンツを繰り返し投稿する、特定のハッシュタグを乱用する、ボットなどを使った投稿、過度なフォローやフォロー解除などの行為をすれば、X (Twitter)の検索結果から除外される場合があります。

決まりを知らないで純粋に応募してくれたユーザーがこれらの規約に引っ掛かり、キャンペーンに参加したことで検索結果から除外される可能性もあるので、該当行為をしないように促しましょう。

規約4:自動化ルール

キャンペーンの運用において自動返信機能利用する場合は、「自動化ルール」にも注意しましょう。

参照:自動化ルール

不特定多数への自動返信は規約違反

X (Twitter)では、不特定多数のユーザーに対して自動返信することを禁止しています。

キャンペーンの参加者が増えて、多くのユーザーに対してリプライを送る必要が出てくると、不特定多数への自動返信に引っ掛かってしまうのでは、と不安になるかもしれません。

しかし、X (Twitter)が禁止しているのは、「一方的に」自動返信することです。たとえば、「ゲーム」という単語をツイートした不特定多数のユーザーに対して、自動返信することは規約に違反します。

自動返信が許容されるケース

ユーザーが返信を受け取ることを承知している、自動返信を停止する方法をユーザーに伝えている、ユーザーの1回の反応に1度だけ返信する、などといった場合は、規約に違反しません。

そのため、キャンペーンへの応募者に対して自動返信する場合も、通常の範囲内であれば、問題ありません。


自社キャンペーンにおける応募規約の作り方

最後に自社キャンペーンの応募規約として、どのようなものを作れば良いのか紹介していきます。

後から大きなトラブルにならないよう、しっかりと考えて記載しておきましょう。

応募規約が必要な理由

規約がないと、ユーザーが常識をかけ離れた行為をしていても、主催側の責任になりかねません。

応募規約は、自社とユーザーとの間で問題を発生させないための予防策、そして問題が発生した場合の解決策としての両面において重要です。

掲載する箇所

応募規約は、自社で運営しているサイトやキャンペーンで使用するランディングページに載せましょう。

ツイートから誘導する場合は、ツイートにキャンペーンページのURLを載せるか、キャンペーンに関するツイートのスレッドにて規約ページのURLを載せるようにしましょう。

含めるべき項目

まず、キャンペーンの概要(キャンペーン期間、プレゼント、当選人数、応募方法など)について伝えます。

さらに応募規約で同意を求める旨と併せて、応募資格、個人情報の取り扱い、プレゼント発送、注意事項・禁止事項なども含めるようにします。

X (Twitter)運営担当者だけで判断せずに、応募規約の内容が十分かを法務部や弁護士に相談するようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

守らなければいけないX (Twitter)公式の規約に加え、自社でも応募規約を作る必要があるため、難しく感じた方も多いかもしれません。

しかしX (Twitter)でのキャンペーンは、多くの潜在的なユーザーと繋がれる非常に良い手段でもあります。

X (Twitter)の規約を守り、安全にキャンペーン運用を行う中で、自社の商品やサービスの認知を高めていくようにしましょう!

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