BLOG
ブログ
X (Twitter) マーケティングを行いたいけど、具体的に何をしたら良いか分からない!このような課題を抱えているマーケティング担当者も多いかと思います。
X (Twitter) は2006年のサービス開始以来、ユーザーを増やし続けているSNSです。
拡散力が高いという特徴を持つSNSであることから、X (Twitter) を利用して商品の宣伝をしようとするマーケティング戦略も確立されるようになりました。
そこで、ここではX (Twitter) マーケティングの概略や具体的な手法、企業の成功事例を紹介していきます。
目次
X (Twitter) マーケティングとは
X (Twitter) とは、ユーザー間でのコミュニケーションやつぶやき、企業のプロモーションなど様々なコンテンツを投稿できるSNSです。X (Twitter) を利用してマーケティングをすることを「X (Twitter) マーケティング」と呼びます。
X (Twitter)は、情報の拡散力に優れたSNSであり、この点を上手に活用して企業のマーケティングに活かしていくのです。
例えば、キャンペーンやインフルエンサーなどを活用して、うまくリツイートをしてもらう仕組みを作れば、アカウントをフォローしていない人に対しても商品などを宣伝できます。
より多くのユーザーに向けて情報発信ができるということで、企業のマーケティング活動にX (Twitter) マーケティングが定番化してきています。
X (Twitter) の特性を正しく理解して、企業のマーケティングに活用しよう
X (Twitter) の特徴
ここでは、X (Twitter) のSNSとしての特徴や、ユーザー(利用者)の詳細について解説していきます。
X (Twitter) ユーザーの年齢層
下記のグラフは、総務省が公開している調査報告書を基に作成したものです。
グラフを見ると、X (Twitter) は10代〜30代の若年層を中心に利用されていることが分かります。
X (Twitter) のアクティブユーザー数
次に、アクティブユーザーの数値に関するデータです。
アクティブユーザーとは、実際にX (Twitter) を利用しているユーザー(利用者)のことを指します。
ストロイア社(ドイツ)の統計データ「Statista」によると、2022年1月時点で日本のアクティブユーザー数は5,895万人(月間利用者数)という統計結果が出ています。
日本の人口が約1億2千万人ですので、実に半数近くの人がX (Twitter) を利用していることになります。
参照元:ストロイア社「statista」
他にも、X (Twitter) は以下のような特徴があります。
・リプライを通してユーザーともやり取りができる
・広告のターゲティング精度が高い
・他のSNSよりもリアルタイムの情報が行き来しやすい
X (Twitter) は、リツイートされれば素早く情報拡散され、ユーザーと近い距離でコミュニケーションを取ることができるSNSであると言えます。
◾️関連記事
【最新版】X(Twitter)のアクティブユーザー数や利用状況、各SNSとの比較
X (Twitter) マーケティング 4つの手法
ここまで見てきた通り、X (Twitter) はマーケティングをするにあたって、多大なポテンシャルを持つSNSです。
しかし、なんの戦略も持たないまま漠然とマーケティングを進めても、大きな効果は得られないでしょう。
正しいマーケティング手法を学んだうえで、自社の商材をどのような戦略で売り込むべきかを考えなければなりません。
ここからは、X (Twitter) で行われているマーケティングについて、代表的な4つの手法について解説していきます。
手法1. アカウント運用(オーガニック投稿)
X (Twitter) 上でのオーガニックとは、「プロモーションされていない」ということを意味します。つまり、オーガニック投稿とは、X (Twitter) 上で広告費をかけずに投稿されたツイートの事を指します。
アカウント運用は、広告費をかけたプロモーションも含まれますが、まずは費用をかけずにできることから始めてみましょう。
・ユーザーによく見られる時間に投稿する
・一方的な情報発信だけではなく、ユーザーとコミュニケーションを行うことを意識する
ユーザーに興味を持ってもらいやすい投稿を行うことと、定期的にユーザーとコミュニケーションを取ることでファン化に繋がりやすい運用を行うことができます。
手法2. X (Twitter) 広告
X (Twitter) を見ていると、自分がフォローしていないはずのアカウントの投稿が、「プロモーション」という名目で表示されているのを目にしたことはありませんか?
X (Twitter) では、広告を出稿してフォロワーではないユーザーにツイートを表示させられますので、より多くのフォロワーを短期間に獲得したい時に利用したい機能です。
手法3. インフルエンサー活用
多くのフォロワーを有していて、影響力のあるユーザーをインフルエンサーと呼んでいます。
彼らの投稿は、常に多くのユーザーにアクションをしてもらえる(いいねやリツイート)ため、こうしたユーザーの拡散力を使ってマーケティングを行うこともあります。
インフルエンサーによる商品のレビューを見て、自分も商品を買ってみたという例は少なくないため、購買促進にも有利です。
どのようにして「自社が発信する情報を拡散させるか」を考えよう
手法4. X (Twitter) キャンペーン
多くの企業がプロモーション活動の一環として、X (Twitter) キャンペーンを開催しています。
例えば、フォローやRT(リツイート)を行うだけで、商品が当たる抽選に参加できるようなキャンペーンです。
リツイートによってキャンペーン情報が拡散されるため、商品の認知拡大に繋がります。さらに、企業アカウントのフォロワーの増加も期待できるのです。
また、抽選を実施する場合は、その場ですぐに結果が分かる「インスタントウィンキャンペーン」が推奨されています。すぐに抽選の結果が分かるほうが、ユーザーの参加意欲は高まり、応募者が増えるケースが多いためです。
しかし、インスタントウィンキャンペーンは、ベンダーが提供しているツールを利用しなければ実施できません。
弊社が提供するX (Twitter) キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」を利用すれば、「フォロー&RT」や「インスタントウィン方式」のキャンペーンを簡単に実施することができます。
X (Twitter) キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」は、以下のページより詳細のサービス内容をご確認ください。
X (Twitter) マーケティングの成功事例5選
ここまで、X (Twitter) マーケティングの手法を紹介してきました。
ただ、どのように自社のマーケティングに活かせばいいのかイメージできないという方も居ると思います。
そこで、ここからは先ほど紹介した手法をうまく活用しながらX (Twitter) マーケティングで成功を収めた事例について見ていきます。
事例1. 東急ハンズ様 フォロワー19万人超え
東急ハンズといえば有名な百貨店ですが、X (Twitter) アカウントは2009年に開設しました。
アカウント開設当初はユーザーからの反応があまりなく、リツイート数やフォロワー数なども伸び悩んでいたそうです。
そこで、心機一転し、公式アカウントにもかかわらずフランクなツイートをする方針を打ち出し始めました。
このように、公式アカウントだからといってお堅いツイートばかりをするのではなく、X (Twitter) の雰囲気に合わせた投稿をするのもオーガニック投稿の一例と言えます。
この結果、現在東急ハンズは約19万人のフォロワーを抱える人気アカウントの一つとなりました。
事例2. ブリヂストン様 自社商品でファンを獲得
ブリヂストンは、タイヤメーカーとして数多くのモータースポーツのスポンサーとなっている企業です。こうした立場を活かしながらブリヂストンは定期的にX (Twitter) キャンペーンを行っています。
一例としては、フォローとリツイートをすると、チームのロゴ入りチェアが抽選で当たるというキャンペーンが挙げられます。
スポーツ好きなファンをうまく取り込みながら、X (Twitter) マーケティングを行っている事例となっています。
\#ブリヂストン 装着チームを応援しよう/
— BRIDGESTONE MOTORSPORT WEB_AUTOMOBILE【公式】 (@BSMS_4) July 28, 2022
ブリヂストンモータースポーツを応援して下さる皆様に抽選で20名様にロゴ入り折りたたみチェアをプレゼント🏁
▼参加方法
①@BSMS_4をフォロー
②このツイートをRT
③当選すると8月12日までにDMが届く#ブリヂストン #ブリヂストンモータースポーツ pic.twitter.com/iAabIkfgiD
事例3. 楽天グループ様 視聴回数18万超え
X (Twitter) だけでなく、Instagram、TikTokでも多くのフォロワーを抱える有名インフルエンサーのkemioさんを使った施策です。
私と会えるキャンペーンやってるからみんな会いに来てねー!#楽天学割 #prhttps://t.co/0UtIvZS4kp pic.twitter.com/hvEDGQxaHB
— kemio (@mmkemio) March 1, 2019
こちらは、キャンペーンの告知動画ですが、視聴回数は18万を超えている事例です。
企業発信の投稿とは異なり、インフルエンサーのキャラクターを活かしたコンテンツで投稿することでファンに拡散されやすくなります。
また、フォロワーが多い拡散力のあるアカウントでお知らせすることできるため、多くのユーザーに認知されます。
そのため、インフルエンサーの活用で強い拡散力と認知度アップを狙うことができるのが魅力です。
事例4. ブルボン様 1ヶ月平均のエンゲージメント数の約3倍獲得
大手菓子メーカーである株式会社ブルボン様は、普段の投稿からユーザーのアクションを促すように、X (Twitter)でアンケートやクイズを実施していました。
新商品のプロモーションとして、投稿されたのが下記のツイートです。
⋱👑NEW👑⋰#ルマンドキャラメル味
— ブルボン(BOURBON)【公式】 (@Bourbon_JP) April 5, 2023
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キャラメルの風味の
上品な味わいが楽しめるよ✨
今日のおやつに食べてみたい!と思ったら
RT🔁で教えてね🧡 pic.twitter.com/Sd7CWLVW08
企業からの一方的な情報発信ではなく、「食べたいと思ったらRTしてね」というようにユーザーのアクションを促しているツイートになっています。
リツイートという形でエンゲージ数が増え、なおかつ、新商品の認知拡大に繋がった効果的なツイートの事例です。
株式会社ブルボン様は、このツイートにより、普段の1ヶ月平均のエンゲージ数(1投稿あたり)の約3倍の数値を獲得しました。
事例5. 日本サニパック様 1週間で1万人フォロワー獲得
日本サニパック株式会社様は、企業アカウントのフォロワーを増やす目的で、フォロー&RTキャンペーンを実施しました。
非売品であるハロウィン仕様のポリ袋が抽選で当たるキャンペーンで、該当のツイートが以下になります。
\🎃とって付きハロウィン袋が当たる!👻/
— サニパック (@sanipak_jp) October 1, 2020
フォロー&RT #キャンペーン#その場で当たる🎁毎日10名様当選!
外れてもWチャンス🎊2,000円相当の賞品プレゼント!
10/20まで毎日チャンス!
🎃応募方法
①@sanipak_jp をフォロー
②10/2 11:59迄にRT
③結果が自動返信!
詳細→https://t.co/e7low5syJ7 pic.twitter.com/XLiBIkiblb
日本サニパック様は、このキャンペーンを開始して約1週間で約1万人のフォロワーを獲得しました。
X (Twitter) のフォロワー獲得のために、上手に抽選キャンペーンを活用できた事例です。
日本サニパック様は、今まで後日結果が分かる抽選方式でしたが、その場で分かるインスタントウィン形式に変更しました。
インスタントウィン形式に変更した点も、キャンペーンが成功した大きなポイントといえるでしょう。
X (Twitter) マーケティングの成功のコツ
実際にX (Twitter) マーケティングを行うにあたっては、コツをおさえることが重要です。
X (Twitter) を運用しているけれど、なかなかフォロワーやリツイート数が増えないという場合は、今から紹介するコツを意識してみてください。
キャンペーンを実施する
企業アカウントはどうしても広告感やビジネス感があって、自ら進んでフォローをしようという行動に至らないケースが多いです。
そういったユーザーに向けては、単に投稿を繰り返すだけでなく、ユーザーに喜んでもらえるようなキャンペーンを行い、フォローのきっかけを作っていきましょう。
上記で紹介した成功事例においても、フォロワーやエンゲージ数の増加に繋がる効果的なキャンペーンを実施していることが分かります。
なお、弊社では、企業のX (Twitter)運用における様々なサポートを行っています。
企業様のサポートを行っています!
キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」を利用すれば、先ほどの成功事例に登場したようなマーケティング効果の高いキャンペーンを簡単に実施することができます。
X (Twitter) キャンペーンツール「Shuttlerock BBF」は、以下のページより詳細のサービス内容をご確認ください。
目的・KPIを設定する
X (Twitter) マーケティングに関わらず、何かを行う際は目的やKPIを立てましょう。このときのポイントは、達成することが可能な「現実的な」目標を立てることです。
例えば、開設したばかりのX (Twitter) アカウントで、短期間で100万RTを目指すというのは非現実的でしょう。現実的に達成可能な目標を立て、長期的な視点にたって運用していくことが求められます。
X (Twitter) マーケティングの場合、いかにX (Twitter) で拡散されようと実際の売上につながらなければ意味がありません。
そのため、ある程度フォロワーが増えたら、X (Twitter) からコンバージョンページへの遷移数なども指標とするといいでしょう。
ターゲットを明確にする
X (Twitter) を運用するのであれば、可能な限り多くのユーザーにツイートが閲覧されることが望ましいです。
しかし、拡散ありきで派手な投稿を続けるとブランディングとのギャップが生じる可能性があります。
そのため、まずは以下を分析してみましょう。
・今まで投稿したコンテンツの中で、どのような投稿にリアクションが多くついているか
分析した結果を反映した投稿を行うことで、狙ったターゲット層から支持されるアカウント運用を行うことが可能です。
X (Twitter)アナリティクスを活用すれば、ターゲット層の興味やエンゲージメントの傾向などを、より詳細に分析できます。
なお、X (Twitter)アナリティクスの使い方、分析や活用方法については以下の記事で詳細を解説しています。
X(Twitter)アナリティクスの基本!見方や分析・活用方法を解説
競合や人気のアカウントを参考にする
X (Twitter) ではすでに多くの企業アカウントが運営されています。つまり、X (Twitter) 上にはX (Twitter) マーケティング運用のコツが多くあるということです。
・どのような投稿をすれば、多くのリツイートが稼げるのか
・自社と同じような商材を取り扱っている企業は、どのようなマーケティングを行っているのか
といったことを常に参考するべきです。
ユーザーとコミュニケーションをする
X (Twitter) は常にユーザー同士のコミュニケーションが行われているSNSです。
そのため、一方通行の情報発信ではなく、ユーザーとコミュニケーションをとっているアカウントはX (Twitter) で好まれる傾向があります。
すべてのユーザーとコミュニケーションを取る必要はありませんが、商品の質問などユーザーからのリプライには積極的に返信するようにしましょう。
有益な情報を発信する
上記のグラフから分かるように、ユーザーが企業アカウントをフォローする理由は「有益な情報発信をしてくれるから」が最も多いです。
そのため、たとえば以下のような投稿が考えられます。
・ファストフード店が販売する商品が、期間限定で30%OFFになるなどお得な情報を投稿
・化粧品会社が、顔タイプに合わせたメイクの方法を投稿
このように自社商品に関わる、ユーザーにとってお得な情報をX (Twitter) で発信することでフォロワーが自然と増えていくでしょう。
まとめ
X (Twitter) は、圧倒的な拡散力と、近い距離でユーザーとコミュニケーションを取ることができることから、自社のマーケティングには欠かせないSNSであることがお分かりいただけたと思います。
自社の商材がSNSの宣伝には向いていないからなどと、躊躇せずにしっかりとした戦略を学びながらX (Twitter) マーケティングを行っていけば、チャンスを掴むことができるでしょう。