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「SNSキャンペーンでバズらせたいけど、狙いすぎた企画で失敗はしたくない」

X (Twitter) やInstagramでのキャンペーンを企画する際に、誰しもが失敗は避けたいと思うでしょう。

企業のSNSキャンペーンをサポートする立場として、日々キャンペーンを分析していますが、「これは参加ハードル高すぎて失敗に終わりそう」と思うキャンペーンを時折見つけます。

そこで今回は、SNSキャンペーンで失敗する代表的な企画例を3つご紹介します。同じようなしくじりをしないよう、ぜひ参考にしてください。

 

SNSキャンペーンで失敗する原因

SNSキャンペーンで失敗する企画例をご紹介する前に、その原因について図で解説していきます。

ほとんどの失敗の根本的な原因は、企業が欲しいもの(要望)が大きすぎて、ユーザーが求めているもの(ニーズ)とのバランスが取れていない状態になっていることです。

 

自社のブランド力や実施するキャンペーンが与える体験の価値などを客観的に捉え、バランスを考えることが重要です。ユーザーにとってメリットが少ないのに、参加ハードルだけ高くならないように注意してください。

それでは次に、3つの失敗例を見ていきましょう。

キャンペーンの失敗例①ユーザー自身の全身写真を求める

「あなたの全身コーディネート写真を投稿してください!」

このようなアパレルのSNSキャンペーンを見かけたことはないでしょうか?

全身写真を求めるキャンペーンでは、残念ながら投稿はほとんどなく、散々な結果になっているのがほとんどです。

「全身写真」という点でスタイルに自信がある人だけに限定してしまう上、さらに「コーディネート」という点でセンスに自信がある人だけに限定してしまう。ハードルが高い条件の掛け合わせになっているので、参加者は少なくなってしまうのです。

そもそも、SNSのキャンペーンで自身が写った写真をアップして参加してもらうのは、奥ゆかしい日本人にとってすごくハードルが高くなります。

ただし、ユーザー側に「自分をみてほしい!」という強い動機作りができている場合は例外。たとえば、音楽アーティストのファンに呼びかける場合です。ユーザー側には、「アーティストに自分を見て欲しい!」という強い動機があるので、積極的に投稿してくれます。

ファッション誌が呼びかける場合も同様。「モデルになりたい!」と思っているユーザーは、「編集者の目にとまればモデルになれるかも?」という願いがあるからです。

全身写真や顔写真の投稿を企画している担当者の皆さんは、「ユーザー側に写真をアップする強い動機作りができているか?」をぜひ考えてみてください。もし動機作りができていない場合は、ほとんど応募者が集まらない結果になってしまうので注意しください。

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キャンペーンの失敗例②撮影場所の難易度が高い

SNSキャンペーンの失敗例2つ目は、撮影場所の難易度が高いケースです。
わざわざ撮りに行く必要がある写真を求めると、一気に参加人数が減ってしまいます。

キャンペーンのために、「どこかに行く」という場所の移動を求めるのはとてもハードルが高まります。よっぽど企業のブランド力が高いか、プレゼントがものすごく豪華というような強い動機付けがなければ、難しいと考えて間違いありません。

逆に写真投稿系で一番ハードルが低いのは、「これは誰でもスマホに一枚は保存されているでしょう」という写真を求めるSNSキャンペーン。たとえば、季節やクリスマスに関連する写真がそれに当たります。多くの人が、少なくとも1枚はクリスマスにまつわる写真を持っているでしょう。街にあるクリスマスのデコレーション写真や、家族と食べたクリスマスケーキの写真、会社の人と撮ったサンタさんの格好の写真など幅広く選べるからです。

写真投稿キャンペーンの時には、「ユーザーはスマホの中にどんな写真を保存しているか?」という視点で企画してみると、参加人数を伸ばす企画を思い付きやすくなります。

キャンペーンの失敗例③クイズが難しすぎる

3つ目にご紹介する失敗例は、クイズの難易度が高いケースです。

特定の地域に住む人にしか分からない問題、ホームページを詳しく読み込まないと答えられないクイズ、ネットで調べないとわからない内容など、複雑さが増すほど参加者は減少する傾向にあります。

「面倒くさい」と少しでも思われてしまうと、離脱してしまう可能性が一気に高まります。

もちろん、難しいクイズにこそ燃えるクイズ好きな人たちだけを集めたいのであれば良いでしょう。しかし、SNSキャンペーンでより多くの人を巻き込みたい場合は、難しすぎるクイズは設定しないようにしましょう。

「あ、これなら、なんとか答えられるかも・・!」と思ってもらえるレベルにとどめましょう。

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失敗するSNSキャンペーン企画まとめ

SNSキャンペーンで失敗する企画例3つをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

SNSキャンペーンを実施する場合、「できるだけ多くの人に参加してもらいたい!」と思うのが多くのキャンペーン担当者の気持ちだと思います。たくさんのユーザーに参加してもらうことで、商品認知やブランド浸透を促進できます。

多くの人を巻き込むためには、企業が欲しいものとユーザーが欲しいもののバランスを取ることがカギになります。キャンペーンを企画する際は、ぜひこのバランスを上手く調整してみください!

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